「希少糖含有シロップおよび砂糖を併用した食品摂取時の血糖応答」についての研究結果を発表

松谷化学工業株式会社

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2018年08月14日 17:00

松谷化学工業株式会社
ニュースリリース
2018年8月14日
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松谷化学工業「希少糖含有シロップおよび砂糖を併用した食品摂取時の血糖応答」についての研究結果を発表

食品中の砂糖の一部を希少糖含有シロップに置き換えることで血糖コントロールが可能であることを確認

- 8月23日「日本食品科学工学会 第65回大会」において-
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でん粉加工と機能性食品素材の総合メーカー 松谷化学工業株式会社(本社:兵庫県伊丹市 代表取締役社長:松谷晴世 以下、松谷)は、このたび当社研究所の研究で、食品に使用される砂糖の一部を希少糖含有シロップに置き換えることで血糖コントロールが可能であることを確認しました。

本研究発表は、2018年8月23日(木)「公益社団法人日本食品科学工学会 第65回大会(期日:2018年8月22日(水)~24日(金)会場:東北大学川内北キャンパス)において行われます。

本発表の概要は下記のとおりです。
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【研究発表概要】

学会名: 「公益社団法人日本食品科学工学会 第65回大会」(https://www.jsfst.or.jp/nenzi/65taikai.html
講演番号: 2Dp5 発表形式:一般講演 テーマ: 血糖調節,骨代謝,ミネラル代謝
講演日時: 2018年8月23日(木) 15:56~16:10 会場:D会場 講義棟1階 B103

【講演名】
「希少糖含有シロップおよび砂糖を併用した食品摂取時の血糖応答」

【研究目的】
ブドウ糖果糖液糖をアルカリ異性化することによって製造される「希少糖含有シロップ」は、ブドウ糖や果糖を主成分とし、希少糖(プシコース、ソルボース、タガトース、アロース)を13%程度含有しており、砂糖に似た味質をもつ甘味料です。プシコース、ソルボース、タガトース、アロースには、それぞれスクラーゼ活性阻害作用があることが報告されています。松谷化学工業研究所では、砂糖の一部を希少糖含有シロップに置換えた糖液を摂取した時に、砂糖摂取時に比べて血糖応答が低減することを確認しました。本研究では、甘味料としての希少糖含有シロップの使用用途を踏まえ、試験食品として炭酸飲料、プリン、わらびもちを選択しました。それぞれの食品に含まれる砂糖の一部を、希少糖含有シロップに置換えた食品を摂取した際の血糖応答について検討を行いました。

【研究方法】
空腹時血糖値126mg/dL未満の健常成人男女を対象とする、ランダム化一重盲検プラセボ対照クロスオーバー試験を実施しました。被験者は、試験前日21時から試験開始まで、水以外の飲食を禁じ、各試験日間の休止期間は、1週間としました。各試験に用いた対照食品の糖類は、砂糖のみとし、各試験食品は対照食品の砂糖の5割を、固形分換算で希少糖含有シロップに置換えた食品とし、プリンのみ砂糖の3割を希少糖含有シロップに置換えた食品についても検討を行いました。炭酸飲料摂取試験は、被験者6名で実施し、摂取60分後まで15分毎に採血を行いました。プリン摂取試験の被験者は10名、わらびもち摂取試験の被験者は14名で実施し、摂取120分後まで30分毎に採血を行い、各採血ポイントにおいて血糖値測定を行いました。

【研究結果】
各試験食品摂取時の血糖値上昇曲線下面積は、対照食品摂取時に比べて有意な低値を示しました。また、炭酸飲料摂取時の血糖値変化量は、摂取45分で対照食品に比べて試験食品で有意な低値を示し、プリンおよびわらびもち摂取時においては、摂取90分で有意な低値を示しました。本研究結果より、砂糖の一部を希少糖含有シロップに置換えた炭酸飲料、プリン、わらびもちを摂取することで、通常の食品同様のおいしさを得ながら、血糖コントロールが可能であることが確認できました。

以上
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「希少糖」(レアシュガー Rare Sugar)について:

「希少糖」とは、自然界に微量にしか無い、希少な単糖およびその誘導体の総称として、国際希少糖学会によって定義され、また各種希少糖を大量生産する道すじが香川大学農学部教授の何森教授(当時)によって示されました。量は非常に少ないのですが、種類は多く、自然界に50種以上存在しています。キシリトールも希少糖の一種です。

近年、香川大学ほか研究機関による希少糖の大量生産技術の確立により研究が進み、様々な生理活性が発見されました。特に、希少糖の一種である、ノンカロリーで甘味度は砂糖の7割程度の「プシコース」(アルロース)には、食後血糖上昇抑制作用、内臓脂肪蓄積抑制作用やアンチエイジング効果が認められています。また、「アロース」には血圧上昇抑制作用、抗酸化作用などの生理活性のほかアンチエイジング効果も認められており、医薬品や機能性食品、化粧品などへの応用開発が進められています。

2010年、松谷化学工業と株式会社希少糖生産技術研究所(本社:香川県木田郡三木町 代表取締役社長:何森 健 HP: http://www.izumoring.com/) は、「プシコース」(アルロース)などの希少糖類を約13%含む希少糖含有シロップ「レアシュガースウィート」の開発に世界で初めて成功しました。これまでの香川大学との研究調査により、「レアシュガースウィート」が脂肪蓄積抑制効果や糖代謝改善作用などへの効果を持つことが報告されており、肥満予防などメタボリックシンドロームに対する効果が期待されています。なお、2011年11月には国際希少糖学会第5 回国際シンポジウムにおいて「レアシュガースウィート」のヒトでの12 週間連続摂取による体脂肪低減効果とその安全性が報告されています。また、2017年10月には「四国健康支援食品制度」(ヘルシー・フォー)の第1回認証食品にも認定されました。四国健康支援食品制度についての詳細は、四国健康支援食品評価会議のHP:http://www.lsin.org/shsf/を参照ください。

松谷化学工業株式会社(http://www.matsutani.co.jp)について:

松谷化学工業株式会社(本社:兵庫県伊丹市北伊丹5丁目3番地 代表取締役社長:松谷晴世)は、でん粉加工と機能性食品素材の総合メーカーとして、加工でん粉や難消化性デキストリンをはじめとする食物繊維等の製造・販売、希少糖および関連製品の研究開発・製造、販売を行っています。当社は、でん粉加工のパイオニアとして、新しい機能を有するでん粉やその分解物など食品製造に不可欠な機能性の高い素材を多岐にわたり研究開発を行っており、お客様のニーズにお応えする「手軽で」「美味しい」「体に良い」加工食品を創造するための機能と、「安全」「安心」「安定」した品質を持つ食品素材「食用でん粉」「加工でん粉」「でん粉分解物」を提供いたします。

お問い合わせは:
松谷化学工業株式会社 広報東京事務局
Eメール: pr@raresweet.co.jp



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